異動者アンケートweb版はこちらからご回答ください。

春のハイキングを実施

 5月26日、恒例の春のハイキングで天竜峡を訪れました。豊橋から飯田線の特急で約2時間。途中には「秘境駅ランキング」上位に名を連ねる駅がいくつかあります。

 おみやげ屋さんのご主人が、「戦争中の飯田線建設には、イギリスの捕虜を多く労働させた。捕虜に対するひどい扱いを目撃した。虐待した人たちは、戦後に軍事裁判で裁かれた。」と語ってくださいました。

 帰着してから調べてみると、飯田線の他に沿線のダム工事などに捕虜ばかりでなく、中国や朝鮮半島などから連行してきた多くの方を使役させたそうです。
 
このような山奥にまで戦争の悲劇が及んでいたことに驚かされました。思わぬ平和学習になりました。

 

第25回 知多平和学習会

 恒例の知多平和学習会も第25回を迎えました。今年は、愛知県東海市の竹内テル子さんが、満州引き揚げ体験から戦争の実態を語ってくださいます。

 戦争体験者が減っていく中、わたしたちがしっかり引き継いで後生に伝えていきたいと思います。
 組合員による「満州国」とはどのような「国」であったのかというミニ講座と竹内テル子氏の講演という内容です。

 

【期日】2018年6月16日(土)

【場所】阿久比町勤労福祉センター
      (エスペランス丸山)

【講師】竹内テル子さん

【演題】

「満州引き揚げ体験から語る戦争の実態」

 二度と戦争を繰り返さないために伝え                      ておきたいこと  

こどもの日

 5月5日は、こどもの日です。こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるという趣旨で1948年に制定されました。

 愛知県の半田運河には、こどもたちの健やかな成長を願うかのように、鯉のぼりが気もちよさそうに泳いでいます。
       2018年5月5日

愛知県メーデー中央集会が開かれる

5月1日は世界の労働者が連帯・共同するメーデーです

 

 

 第89回愛知県中央メーデーは、名古屋市中区の白川公園で、約2800人の働く仲間が参加して開催されました。

 

 働き方改革や暮らしやすい社会をめざして多くの組合から発言があり、最後に「8時間は仕事のために、8時間は休息のために、そして残りの8時間は、働く者たちが好きな事のために」という決議を採択して会場周辺をパレードしました。
                    2018年5月1日

 

 

愛教労 第27回定期大会始まる

 名古屋市の労働会館で、愛知県教職員労働組合協議会定期大会が行われています。

 大きく舵がとられてきた教職員の働き方改革、道徳の教科化や小学校における英語指導など多くの課題に活発な議論が行われています。

 写真は、あいさつをする岩澤議長、その右の議長席は、代議員の中から議長に選出された知教労の佐田委員長です。

 

     2018年4月28日

愛教労 2018教員採用学習会始まる

 3月31日(土)名古屋市中区の愛教労事務所で「2018教員採用学習会」のオープニング講座が開かれました。

 この講座は、子どもの見方、面接対策、小論文の書き方などを教員採用試験の受験予定者と現職の教員などが共に学習していくものです。
 受講者と講師という講義形式ではなく、共に学ぶ仲間として参加者の話し合いを中心に学習会を進めていきます。知教労からも現役の教員が参加しました。

 
写真はオープニング講座の様子です。参加者のみなさんの許可を得て掲載させていただきまました。

 次回は4月14日(土)で、愛教労のホームページで詳しい案内がご覧いただけます。可能な日のみの参加も歓迎です。教職をめざすみなさん、ぜひご参加ください。


部活動等・・超勤4項目以外の業務については、時間外勤務を命じることはできない

 新年度が始まりました。各学校では今年度の体制について、日々会議が進められていることと思います。

 今年度は大きな変化がありました。東浦町ではタイムカードの導入や夏休みの閉庁日の設定、大府市では11~3月の小学校部活動原則停止や小中部活動交流の廃止、22時以降の在校禁止など各市町で「働き方改革」についてまず告知されたことです。これまでは「あれやれこれやれ」と仕事を増やす話ばかりでしたが、流れがやっと変わりました。世間の企業・官公庁より遅れること何年ですが。

 

 これには、大きな通知が影響しています。

2月13日付文科省通達(以下URLp13)より(青地部分はコピー)

 

② 登下校時刻の設定や,部活動,学校の諸会議等については,教職員が適正な時
間に休憩時間を確保できるようにすることを含め,教職員の勤務時間を考慮した
時間設定を行うこと。
部活動や放課後から夜間などにおける見回り等「超勤4項目」以外の業務
ついては,校長は,時間外勤務を命ずることはできないことを踏まえ,早朝や夜
間等,通常の勤務時間以外の時間帯にこうした業務を命ずる場合,服務監督権者
は,正規の勤務時間の割り振りを適正に行うなどの措置を講ずるよう徹底するこ
と。
④ 保護者や外部からの問合せ等に備えた対応を理由に時間外勤務をすることの
ないよう,緊急時の連絡に支障がないよう教育委員会事務局等への連絡方法を確
した上で,留守番電話の設置やメールによる連絡対応等の体制整備に向けた方
策を講ずること。
⑤ 長期休業期間において年次有給休暇を確保できるように一定期間の学校閉庁
日の設定を行うこと

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/hatarakikata/__icsFiles/afieldfile/2018/02/13/1401366_1.pdf#search=%27

 

 ということで「部活動等・・略・・超勤4項目以外の業務については、校長は時間外勤務を命じることはできない」ということになりました。文科省から勤務時間外の部活は否定されました。職員会議で勤務時間外に及ぶ部活を割り振る自体が、時間外勤務を命じることになります。そのため中学校のみならず、小学校においても部活の活動時間の見直しが急務であると思われます。

 詳しく知りたい方は、ぜひ知教労までご連絡ください。

 

                              2018年4月5日

 

第27回定期大会

 3月24日(土)阿久比町にて、第27回知多地方教職員労働組合(知教労)定期大会が行われました。

 佐田委員長の挨拶に始まり、これまでの活動報告、役員選挙、新年度の活動方針などについて報告だけでなく、熱い議論と意見発表が行われました。

 知教労定期大会は、予定調和ではなく、これまでの反省と、今後の活動について、積極的な意見・提案が飛び交い、活動に生かされます。ベテランだけでなく、新入組合員も発言し、今後の活動方針について確認しました。選挙も行われ、新しい体制で知多地方の教育と労働条件を良くしていくことを確認しました。

 最近、働き方改革が言われますが、まだまだであり、改善にはほど遠いこと、中央では文科省も係わって、教育に対して道徳的ではない事件が多発していることなどが話題になりました良い話題も出ました。東浦町ではタイムカードや留守電の導入がほぼ決まったようです。部活をはじめとした労働条件についても徐々に改善されてきているようです。知多地方から民主的で平和的な教育、そして健康的な労働条件を普及していきたいものです。

 昨今の憲法改悪をめぐる情勢に対して、特別決議も行いました。(以下PDF参照)

 知教労では組合員の労働条件の改善することを通して、知多半島の教育・労働条件を良くしたいと考えています。教諭だけではなく、講師・事務職員や非常勤の方の加入や相談も大歓迎です。左下方に連絡先もありますので、困ったこと、ご意見などぜひご連絡ください。(年会費2000円のニュース会員もあります。)

 

                                2018年3月29日

2018年3月24日定期大会・特別決議
tokubetuketugi.pdf
PDFファイル 113.2 KB

3月11日

 今年も3月11日がやってきました。多くの児童・生徒の安全をあずかる教員として大切な日です。

 石巻市立大川小学校は、めずらしい円形の校舎です。後ろの山に避難すれば多くの命が助かったのではないかということもいわれますが、実際に訪ねてみると、低学年の児童や地域のお年寄りが登ることができるのだろうかというような斜面です。

 

 ひっそりと僕たちに多くのことを語りかけてくれているようです
             

    2013年9月23日

        知教労情宣部員撮影

                         

 

         2018年3月11日

名古屋市で小学校部活廃止へ

 昨日から全国的にニュースとなった名古屋市の小学校部活廃止。昨日の中日新聞夕刊や、本日朝刊でも取り上げられました。2020年度末をもって小学校部活は廃止するとのことです。まだ3年も先ですが、英断だと思います。しかし、これで多忙な小学校が解消されるわけではなく、スタートラインに立っただけです。全国的には小学校部活動は少数派。文科省は議論や検討の対象にさえしていませんから。

 受け皿議論や反対意見も散見されますが、ひとまず方向性としては正しい方向。愛知県知事も評価しているというのはなかなか良いことです。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180306-00178570-nbnv-soci

 

 大村知事は定例会見で「こういう形のところまで踏み込まないと教員のみなさんの多忙化解消には至らないと思う」と述べました。

 

 その通りです。教員の職業病。仕事を増やすことはできても減らすことができない人が大多数。これはどんなに優秀な人でも。仕事が早くできると、さらに新しい仕事を増やす人が多いのです。その結果、雪だるま式に増えたのが現状です。勤務時間内に「増やした仕事」も終えていればいいのですが、物理的限界まで仕事を増やすので、今の多忙な職場が生まれたのではないでしょうか。後任者も同じように仕事ができるわけではないですから。

 

 よく考えれば、教員の勤務時間内に、裁量労働時間などほとんどないのです。朝8時に出勤したとして、小学校低学年で15時、小学校高学年や中学校では16時まで7~8時間は授業及び付随業務で生徒児童の相手で自由は利きません。自由がないどころか休憩すら取れていないのです。勤務時間は7時間45分のはずですが、うち7時間程度は授業等です。残り30分程度では、どれだけ効率化してもできることは限られます。また、ブラック企業でも休憩がないケースは少ないにもかかわらず、教員にはほとんど休憩がないのも異常です。

 

 やはり、部活も含め、業務量自体をさらに縮小する必要があるのではないでしょうか。名古屋市の小学校部活はその第一歩として評価できますが、それ以上の改革が求められているのが現状です。さらに小学生という成長段階も考え、児童の健康も考えたうえでの時間設定が必要ではないでしょうか。

 

 もちろん、プロスポーツ選手のようにそれを生業として生きていくならば別の考え方もあると思います。しかし、それは学校で行うべき教育ではなく、プロ育成機関で行うことではないでしょうか。それを学校部活に求めるのは、本来の目的を逸脱しているといえるでしょう。

 

 愛知県でも新しい動きが起きることを期待したいと思います。

                

                                  2018年3月6日

 

 

多忙化解消プロジェクトを検証する

 前回の続きです。「春を迎える学習会」後半は、「平和」「多忙化解消プロジェクト」「自由な教育」の3つのテーマに分かれての分科会です。

 新しい学習指導要領では一時期、アクティブラーニングが叫ばれていましたが、結局「主体的・対話的で深い学び」なる不思議な言葉に置き換えられました。とはいえ、愛教労の学習会はアクティブでもあり、主体的でもあり、対話的でもあります。そう、自ら積極的に発言し、考え、学んでいくのが愛教労のスタイルです。

 今回、「多忙化解消プロジェクトを検証する」部会に参加させていただきました。まさにここ1年、愛知県で注目を浴び、多くの組合員が傍聴に行った会議です。

 最新の資料も入手され、各地域の組合での調査内容も加えられ、愛知県の「多忙化解消プロジェクト」の進捗状況を検証しました。

 結果としては、県内で勤務状況等について積極的に調査されたことや、なんとかしようという努力は大いに評価できるものの、部活動や業務量など根本的なところはまだまだ、改革が始まったばかりであるということでしょうか。知多半島では「勤務の割り振り」に関しては県内で最も進んでいます。これは、これまでの知教労の活動の成果であるといえるでしょう。

 しかし、これまではほとんど検討さえしなかった「超過勤務対策」は始まったといえ、愛知県の数値目標である、平成31年度には月80時間以上の残業ゼロには程遠い感じです。そもそも、教員には残業自体がないはず。残業代支給なしの職場で月80時間を目標にするのはいささか疑問を感じます。(厚生労働省基準でさえ、残業代を払って月45時間が上限です。)

 なお詳しく知りたい方は、知教労までお問い合わせください。

 

 とはいえ、新たな動きも出てきました。この流れで、三河地区などで中学校部活の朝練を中止する自治体もいくつか出てきました。さらに、本日、「名古屋市では2020年限りですべての小学校部活を廃止する」という記事も出ました。

https://www.asahi.com/articles/ASL353K14L35OIPE00L.html

 知多半島も、この流れに乗りませんか。

 

                                  2018年3月5日

 

戦争に行ったことがありますか?愛教労「春を迎える学習会」

 みなさんは戦争に行ったことがありますか?と問われれば、ほぼ全員、ないと思います。

 それは日本が太平洋戦争以来70年以上戦争をしていないからです。そのため戦争を知る世代はおおよそ80歳以上であり、年々少なくなってきました。これはとても良いことではありますが、反面戦争の怖さが忘れ去られていっているとも言えます。

 しかし、戦争に行ったことがある人から話を聞いたことがある人は多いでしょう。現在の教員世代であれば、多くは身内や知り合いに戦争を知っている人がいる、あるいはいたものです。

 

 さて、今回は実際に、父親が太平洋戦争の戦闘に参加した、知教労の坪井二郎氏の講演会からでした。父親の遺した著書や資料で明らかにされているや直接聞いた話ですから、かなり鮮度が高いです。「戦争の実態を後世に伝えるために」と題するだけに、戦争の実態を強く認識することができました。

 

 今回の話は、太平洋戦争開始から、マレー作戦に参加された方の話です。陸軍士官学校を卒業して21歳で士官となり、上官が戦死すると学閥の力で実戦経験がほとんどないまま中隊の指揮権を持たされる矛盾など、現代の教育の病やブラック企業につながるようなことも話していただきました。

(マレー作戦:日本がイギリスと一戦交え、勝利しシンガポールを占領した。※観光地で有名なセントーサ島に資料館「シロソ砦」あり。)

 また、関連して日本国憲法など、戦前戦後にまたがる話。今問題になっている武器輸出の話などもありました。これは結構知られていますが、当時は日本製武器がアジアを中心に世界中に出回っており、マレー作戦では相手国も日本製の武器を使って戦っていました。武器輸出が何をもたらすかよくわかる話です。(※日本製武器は遠くアフリカまで流通していたようです。現代でいえば自動車のように。)

 

 

 教員だけあって、授業形式で分かりやすく当時の様子を講演していただきました。まだ、かろうじて戦争について語ることができる世代がいる中、確実に「戦争の記憶」を後世に伝え、平和な日本が続くようにしたいものです。坪井氏は各地で講演会もしていますので、聞きたい方はぜひ、知教労にEメールで連絡してください。

 

 

 講演会の後は「平和」「多忙化解消プロジェクト」「自由な教育」の3つのテーマに分かれて分科会も行われました。このことについては、次回掲載したいと思います。

 

                                     2月28日

 

2月24日(土)春を迎える学習会(愛教労)開催

 今週末、2月24日(土)愛教労春を迎える学習会が開催されます。知教労組合員による講演会と3つの分科会が開催されます。無料・申し込み不要ですので、ぜひご参加ください。

 かつての戦争の歴史を振り返ることで、現在や未来が見えてくるのではないでしょうか。

小学校部活動について考える

  1月には、中学校部活についてHPにアップしましたが、今度は小学校部活についてです。

 中学校部活については、 組合内でも様々な意見がありますが、小学校部活については、ほぼ一致しています。「小学校には部活はいらない」ということです。

 

理由は3点

 1 小学校部活は全国的には少数派。ということはやる必要性はない。 

そもそも学習指導要領でまったく触れられていないばかりか、文科省も「小学校の部活動」の存在自体を把握していない。(各種文科省文書においても、小学校部活について明確に触れられている文面はほとんど見かけない。)全県的に部活を行っている県は全国的に少数であり、県内でも行っていない学校が2割程度(123校)ある。知多でも実施していない市町や学校がある。(知教労ツイッター参照)

 

2 小学校教員は、トイレに行く暇がないほど過密労働であり、部活をする暇などない。

  小学校教員は中学校教員よりもさらに持ち時間が多く、児童の発達段階から、部活動に限らず、何か活動を行う場合は教師が常時付きっ切りで対応する必要がある。そのため、時間的に厳しい。当然ながらほとんどの教科についての授業準備や教材研究が必要であるが、その時間は勤務時間内にはほとんど確保されていない。部活指導を行った教員が勤務時間内に休憩時間を取り退勤することは物理的に不可能である。(そもそも夏季は勤務時間内に終わっていない学校も多い。つまり法律違反。)さらに運動会・学習発表会などの行事では、多くの作業時間が要求されます。(しかも勤務時間外)

 

3 安全・健康上の問題

  最近は、安全面が懸念される事件が多い。下校が遅くなり、暗くなる、人通りが少なくなるという問題は勿論のこと、陸上部などでは狭い運動場で複数の競技を行うことにより、ハンマー投げによる死傷事故のようなことも懸念される。狭い運動場でボール投げとリレー、短距離走が交差している場合もあり、走っている児童にボールが当たる、走っている児童同士が衝突するなどは、可能性を否定できない。また、夏季は帰宅が6時を過ぎることもある。小学校では9時、遅くても10時までの就寝を推進していますが、これでは帰って夕食・入浴・宿題で終わってしまう。習い事をしている児童も多いが、そうなると睡眠時間が削られる。(但し、小学校部活については知多半島では、児童は自由参加であるので選択の余地はあります。)

 

 ということで続ける必要はないのである。

 

 やっていない小学校が多い活動を、続ける必要はあるのだろうか、しかも愛知県の小学校教員は持ち時間が多いのである。(全国平均21.7時間ですが)学活道徳クラブを入れて25時間。愛知県では27時間前後が多くないでしょうか。

 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/010/gijiroku/990402.htm

 ※かなり古い資料です。この時代より持ち時間は増えていると思いますが、この時代ですでに超過勤務が問題になっているわけで。

 

 「連合運動会」「球技大会」などの大会などを行う地域は全国的にあるようですが、これは(県外では)部活形態ではなく、体育の授業内で練習を行っている場合も多いようです。愛知県内では、多くの市町が部活動として行っていますが、大会を行うのが目的であれば、体育の授業で練習を行えばよいのでは。それも授業時数の範囲内で。

 

受け皿問題はありますが、そもそも「受け皿」は学校で考えるべきものなのか。役場は住民のためだから夜間執務をしていないとおかしいというのと同じような話です。幸い、知多半島では多くの地区で民間や各種団体のスポーツクラブが開設されており、児童館も充実しています。実は受け皿はすでに整っているのです。

 

 中学校部活は全国レベルで問題になっていますが、小学校部活は文科省も含め、多くの地域では存在すら認知されていません。廃止を含め、あり方についてぜひ考えたいものです。さらに言えば、部活動がない市町でさえも、月80時間以上の超過勤務が発生しています。部活動以前にそもそもの仕事が多すぎるのではないでしょうか。

 

                                     2月17日

 

多忙化解消へ3つの話題

 学校の多忙化解消について、いろいろな動きが出てきたようです。

 

・静岡県吉田町の「夏休み16日間への短縮」が延期(毎日新聞)

https://mainichi.jp/articles/20180119/ddm/005/070/010000c

 

 普段の業務を軽減したうえで、夏休みに付け替える方法自体は、賛否両論あるものの検討に値すると思います。が、そもそも夏休み自体が「ヒマ」ではないのが、最近の教員です。

 さすがに、夏休みが取れないという話は、知多半島であまり聞かないものの、せいぜい1週間程度。それ以外の期間も半分以上は「なんらかの用があって」出勤しています。主なものが部活と研修です。小学校教員でも部活があれば「お盆の1週間以外は毎日出勤」で有給休暇など、時間単位でしか取れないという教員もいます。中学校教員ともなれば、土日も試合と大会、審判で忙しい人も少なくありません。

 この計画自体は検討に値するものの、教員の勤務実態について把握不足、そして何より生徒児童も習い事などがあり、毎日遊んでいるわけではない実態も十分調査できていなかったのでしょう。これは、現場の教員も入れて、検討会を開けばすぐにわかったはずです。最近は何でも上意下達、現場の意見を聞かないことで、思わぬ副作用が増えているように思います。

 

・岐阜市の学校で16日間閉庁日を検討(毎日新聞)

https://mainichi.jp/articles/20180106/k00/00m/040/057000c

 

 一見似ていますが、こちらは、完全な夏休みを作るそうです。神奈川県などでは先行していて数日程度とはいえ、年末年始(こちらは全国的に実施、知多では6日間)同様閉庁日を設けています。ただ、16日という日数は実現性はいかにという問題もあります。

 知教労は「数日程度閉庁日を」と要求していますが、まずは1週間程度が現実的ではないでしょうか。問題は「長期休暇期間以外にまったく年休(有給休暇)が取れない」という教員の特殊性です。民間企業であれば取りにくいものの、盆正月以外の期間でも、都合がつけば年休が取得できますから。とはいえ、知多半島でも導入してほしいものです。

 

 健康面で考えれば、各学期に1・2日程度、交代で年休を取る制度の方が良い気もします。夏休みにいくら休めても健康増進にはつながりませんから。これは、保護者の理解を得るのが難しいですが、大半の保護者は、平日の参観日などは有給休暇を取って参観しているのが現実でしょう。(教員の場合は、時間休暇を取って見に行く人はいますが、1日休みはあまり聞きません。)GWの谷間を埋める(民間企業、特に愛知県の某大企業グループなどはそうなっており、生徒児童も休むことが多い)ことや、夏休みを数日秋に振り替える方法もあると思います。

 

・部活動について、スポーツ庁が指針を出す。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000096-jij-pol(時事通信)

 

 骨子では

(1)学期中の平日と土日に各1日以上、合わせて週2日以上の休養日を設ける

(2)1日の練習時間は平日は2時間程度、休日は3時間程度にとどめる―ことを提言。

 教育委員会や校長は、ガイドラインを参考に休養日と練習時間を盛り込んだ活動方針を策定するとした。高校の部活にもガイドラインの準用を求める。(以上、記事より抜粋)

 実は、ずいぶん昔から似たようなものが出ていますが、守られていません。

 あれ?小学校の部活動は。そもそも、中央省庁レベルでは「小学校に部活がある」ことすら、念頭にありません。当然、それ用の人員配置や勤務体制は考えられていません。小学校の部活廃止(民間への移行)は急務ではないでしょうか。知教労ではずっと小学校部活廃止を要求しています。

 

 https://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/20160110-00053274/(YAHOO!)

http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpad199801/hpad199801_2_051.html(文科省)

 

 必要なのは方針・指針・方向性ではなく「法的規制」ではないでしょうか。当の文科省が言っていることさえ守られていません。

 もっとも「給特法」で教員の残業は原則ないはずなのに、「中学校入学案内」等公式な文書で「朝練7:30から」「部活終了18:15」など書かれている時点でアウト(違法)です。小学校においてもいまだ「最終下校時刻17:30」という学校もあるようです。

 

                                     1月20日

愛教労・愛教労共済 新春のつどい2018

1月6日、ルブラ王山にて「愛教労・愛教労共済 新春のつどい」が行われました。 

 愛教労の旗のもとに集う県内の組合に加盟する人・退職した元会員・関係諸団体の代表が集まり、盛大に行われました。

 まずは、フルートの演奏から始まり、愛教労議長や来賓の挨拶、そして会食・談話と進みました。

 やはり話題は部活動問題をはじめとした働き方改革、今問題になっている憲法がどうなるかなど、協力関係のある民間労働組合からは、違法な圧力などの話もありました。

 多岐にわたる教育に関する諸問題を実感するとともに、県内の他の組合との交流を深めることができました。そして、愛教労に集う人たちの多様性にも気がつきました。毎年、オープニングでは、違った人が楽器を演奏する自体も驚きですが、今年は途中でプロ級の電子オルガンの演奏もあり、会場を沸かせました。

 知教労としても、教育界・民間問わず様々な団体と協力して、職場環境を改善していきたいと考えております。                          

                                      1月8日

正月に部活について考える(中学校編)

 正月ですが、最近一気に動き出した部活動について考えてみます。来年度に向けて学校も動き出しますから、よく読んで来年度の学校運営に生かしてほしいものです。

 なお、これから書くことは組合の意見ではなく、法律に従うと以下のような考えができるという、考え方の選択肢を示しています。知教労・愛教労の組合員であれば、おおむね理解していることですが、一般向けに書いてみます。組合員外で部活に困っている方は参考になるかと思います。なお、十分理解できない方は、ぜひ知教労・愛教労の勉強会にご参加ください。

 

 さて、部活を語る上で2つのポイントがあります。

① 部活が職務であるかどうか。→「校長が主宰する職員会議」で決められた以上、職務です。

② 勤務時間・残業代とのかかわり→給特法により「教員は残業がない」ことになっています。残業代が出ない代わり、そもそも残業が存在しないことになっています。

(残業を伴う職務命令が違法、特例が限定4項目、但し臨時的緊急的なものに限る。)

 

 修学旅行や野外活動、職員会議の延長などは「臨時的」ですから割振りで対応されます。これは法律にもあります。また教職員調整額として4%が支給され、これを残業代と勘違いしている人もいるようですが、これは「教員の勤務の特殊性」に対してであって「残業代」ではありません。

 民間企業では「みなし残業代」を支給している場合がありますが、その時間数を越えたら追加で残業代を支給しないと違法です。裁判で負けている企業続出です。

 

 この2つではっきりしています。

部活は職務ではあるが、勤務時間外にさせることは違法である。ということです。

矛盾していますが、法に従うとそうなります。合法的にするには「勤務時間内に行う」か「人を増やしてシフト制など残業をしなくても部活ができる体制を作る」「外部に委託する」の選択肢しかありません。

 

 では「給特法」を変えればいいのでは?その通りです。これは県レベルではなく、国レベルですが、結局教員の平均残業が月80時間を超える状況。4%どころか50%(民間や行政職基準で)を支給しなければ違法になるため、人件費を考えれば難しく、検討はされても実現していません。また月45時間以上の残業は好ましくない(厚生労働省)とされています。教員の勤務時間が長すぎることがそもそもの問題です。

 

 ということで、元に戻って「部活動を縮小するしかない」ことになります。現状の教員数では、無理なのは当然。ブラック企業でも珍しい「休憩時間がない」ことも解決しなければ違法ですから、今の教員数と給特法では無理でしょう。

 そもそも学習指導要領などで「部活をしなければならない」とは書かれておらず「部活は生徒の自主的自発的活動」というのが法的な位置づけです。(自主的自発的ならやらないという選択肢があるはずです。教師については規定すらないわけで)

 

 違法状態の解消には、ほとんどを外部委託しないと解消しないですが、まずは活動時間を減らすことで選択肢が増えます。週3回・17:30までと時間を減らす、外部委託、複数校合同チームなどとすれば、数や時間が減り、外部指導員を導入することも予算的に可能です。部活が本当に大事ならば、残業しなくても部活ができる人員を教育委員会が配置するしかありません。

 

 最後に「知教労組合員に部活動を拒否している人がいるが、おかしくないか」

 これは大丈夫です。理由は簡単、中学校の部活動で勤務時間内に終える部活がないからです。知多半島内の中学校であったら教えてほしいです。(当然ながらどの学校も夕方に30分または45分休憩を置いていますから、この休憩も確保しないと違法になります。)

 それがわかっているため、文部科学省も、愛知県教育委員会も、学校長も部活を強制することはできません。「お願い」はできても「職務命令」をすると違法になるのがわかっているからです。そう、法律に従えば、「たかが部活」で残業を伴う職務命令は出せないのです。

 

最近では、こんな記事も。参考になります。(部活動・給特法について)

https://news.yahoo.co.jp/byline/senoomasatoshi/20171231-00079981/

https://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/20171211-00079169/

 ご質問のある方は知教労へどうぞ。                    1月2日

あけましておめでとうございます

 知多半島の教職員の皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も、(知教労組合員であるかないかに関わらず)知多半島の教職員の皆様が、より良い環境で気持ちよく仕事ができるよう支援していきたいと考えていきますのでよろしくお願いします。お困りの際はぜひ、知教労の門をたたいてみてください。「法律や対処方法を知らなかったため、うまくいかず不快な思いをした、心を痛めた」というケースが多いようです。体や心を壊す前に一度ご相談いただくと、大事に至る前に対処できるケースも多々あります。

 協力して働きやすい環境を作っていきませんか。

 

知教労事務局(常駐しておりませんのでメール等をお勧めします。)

<Tel. Fax. >

0569-77-4955

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つながらない場合、名古屋市など、知多半島以外の教職員の皆様は愛教労へ(平日は常駐職員もいます。)

【TEL】 052-242-4474
【FAX】 052-242-2938

〒460-0011 名古屋市中区大須4丁目14-57  山岸ビル 5F

 

                                      1月1日

 

 

アクセス数は・・・2017年2月から

連絡先

知多地方教職員労働組合

事務局

 <住所>

 450ー2201

 愛知県知多郡阿久比町
 白沢字北石根14-12

<Tel. Fax. >

0569-77-4955

   

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