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春を迎える学習会開催されました。

2月25日、こちらでも告知を行った春を迎える学習会が終わりました。

知教労をはじめとして、愛教労を構成する県内の教育労働組合所属者の他、岐阜県、三重県や大阪府など県外からも多く参加されました。

 

教育を取り巻く現状について、愛教労議長のあいさつの後、午前中は「教育という病」で有名な内田良先生の講演会。前回より1年半経過しましたが、大幅にグレードアップ。

この間、組体操をめぐっては内田良先生が以前話された通りの問題点が現実に起き、一気に世論は動きました。その結果組体操は大幅に縮小または廃止され、安全な方向に向かいました。

 

そのような最新情勢を踏まえ、今回は 「教員多忙化の主たる要因 〜部活動問題を斬る」というテーマで講演会。単純に教員の立場からだけではなく、世の中の動きや世論、生徒や保護者、そして文科省や法律の視点など多面的に触れながら話は進みました。

そもそも、部活が多忙化の要因とすら思っていない教員もいるようですが、数字を見れば明らかです。

 

ひとつ目の問題点は部活の法的位置付け。

・授業は学校教育であり、教育課程内。

そして、塾や習い事、スポーツクラブは、学校教育外であり、教育課程外。

 

では、部活は学校教育ではあるが、「教育課程外」

一時期話題となったグレー金利みたいなもので、部活はグレーゾーンに位置するため様々な問題が出るということです。

 

もし、教育課程内ならば学習指導要領に縛られます。塾やスポーツクラブならば基本的に自由です。しかし、部活はどちらでもないので、学習指導要領には縛られないのです。

例として、授業ではありえない、小中学生のプールでの飛び込み。水泳連盟では2m以上の水深がないと飛び込みは推奨できないようですが、そんなプール、小中学校にはめったにありません。知多半島では水深1m程度の小学校プールで飛び込みを(授業では禁止しているにもかかわらず)課外活動(部活)だからいいということでやっていた市もあり、問題になりました。(現在は水泳大会や部活は廃止)

その他にも、いまだに部活で校内を走っている写真を嬉々としてホームページに載せている学校の話。普段は廊下を走るなと教師が指導にしているにも関わらず。昭和ならそれでよかったかもしれませんが、さすがに時代遅れです。大変危険です。

 

次に部活動の位置づけの話。部活動は学習指導要領には「生徒の自主的自発的活動により行われる」ことと明確に書かれています。知多半島では必ずしもそうではない学校も多いようですが、いまだ部活を強制している学校もあるようです。自主的自発的の意味、分かっているのでしょうか。

 

そして部活動の存在意義。教育の論理なのか、競技の論理なのか。

教育の論理ならば、勤務時間外に長時間やる意義があるのか、競技の論理ならば、民間によってプロになれるように指導していくほうがいいのではないかという話でした。

また、調査でも生徒は休みがほしいと思っているが、教師や保護者はそう思っていない現実も出ていました。

 

最後に、一番大きな課題は入試(や教員採用試験)本来、教育課程外にも関わらず部活を評価するのはなぜだろう。また、どの程度影響するかは不透明であり、これも大きな課題ということでした。

 

いろいろ考えさせられる講演会でした。教員だけでなく、文科省や教育委員会の職員、政治家、保護者、そして教員を目指す大学生、そして生徒にも役立つ話だったと思います。それだけ部活は世間への影響が大きいということですが。

 

                                  2017、2、26

2月25日 春を迎える学習会開催(愛教労)

学校リスク研究所を主宰し、学校における諸問題研究で有名な、内田良先生(名古屋大学准教授)をお迎えして学習会が開かれます。

 

多忙化する学校、そして問題の多い部活動をどうしていくべきか考えていきます。

ぜひご参加ください。昨年度は県外からの参加や、教員を目指す大学生の参加もありました。どなたでも無料ですので、お気軽にご参加ください。

 

1.日時 2月25日(土曜日) 10:00〜16:30

2.場所 労働会館(金山駅下車、徒歩15分・熱田イオン近く)
 (熱田区沢下町9丁目7番地、052-883-6974)

3.内容
【午前の部】10:00〜12:00
 講演 内田 良 先生
 「教員多忙化の主たる要因 〜部活動問題を斬る」

【午後の部】13:00〜16:30
 分科会A 「多忙化解消・部活問題」
 分科会B 「権利を守り、健康で安心して働ける職場」
       ・パワハラを跳ね返せ
       ・休養室を確保せよ!
       ・年休以外の休暇を取ろう!
 分科会C 「子どもが輝く学校作り・民主的な教育」
       ・こんな学力テストはいらない!
       ・告発! スタンダードのひどい実態

チラシのダウンロードはこちらをクリック → 
2017春を迎える学習会チラシ20160114.pdf

 

お問い合わせは愛教労へ

【TEL】 052-242-4474(平日14:00~17:30)
【FAX】 052-242-2938
【e-mail】aichi@aikyourou.jp

                                 2017、2、9

教員の働き方は異常

これは知多半島や愛知県に限った話ではありません。

愛知県独特、あるいは勤務市町村独特の多忙化の要因も多少なりあると思われますが、大きな視野でみるとどこも「異常な勤務実態」であるようです。

 

さっそく、こんなニュースが話題になっています。

http://www.asahi.com/articles/ASK1G5227K1GUSPT00C.html

 

要約すると、ほかの業種に比べても長時間労働であることがはっきりしたようです。教員だけでなく、民間企業も加入している組織ですから、比較するという意味ではより実態に近いといえます。(注:知教労はこの組織には加盟していません)

 

この記事であげられている週60時間以上の労働は、言い方を変えれば、月残業時間が80時間以上ということです。教員以外の職業の場合は法的に「残業代支給」が義務付けられている状況での話です。(実際は半分以下しか支給されていないケースも多く、それはそれで問題ですが、請求されたら出すしかありません。)

ネット上では実態を知らない人が「嘘だ」と書いていますが、知っている人から見れば、おおむね実態を表していると思います。時期にもよりますが、夏季は部活だけで、授業準備や書類を全て放棄しても(つまり拘束時間だけで)中学校教諭ならば週60時間以上になるのが実態だからです。また、週40時間(実際は愛知県条例で38.75時間)に対してこれだけ残業するということは30%以上の減給に等しいです。

 

中学校教諭86.9%、小学校教諭72.9%に対して、医師40.0%、建設業13.7%、製造業9.2%、運輸通信9.0%だそうです。学習塾や飲食業はかなり高いと思われますが、残念ながら労働組合結成率が極めて低く、調査できていないのが実態だと思います。

 

この数字を見てどう思いますか。

そもそも、生徒児童の登校時間と、教員の勤務開始時刻(法定)が逆転していること、さらに生徒児童の最終下校時刻と教員の勤務終了時刻(法定)も逆転している時点で矛盾だらけですが。

 

知多半島の多くの学校で中学校の場合は8:15~16:45が勤務時間です。ところが、

生徒の方は部活の朝練が7:30開始、部活終了が夏季は早いところでも18:00です。

小学校でも似たようなところがあります。まずはここから直さないと勤務条件の「カイゼン」は遠い気がします。

知多半島の皆さん、一緒に異常な勤務を変えませんか?ご意見・相談・組合加入いずれも大歓迎です。

                                  2017、1、15

2017年

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

 

昨年は「働き方」について教員のみならず、様々な業界で問題が噴出。何人かの貴重な命と引き換えに、やっと過労死防止に向けて激しい世論に押され、世の中が動き始めました。

 

今年は時期学習指導要領に向けて、大きな動きもあります。英語や道徳に関しては注視する必要があります。道徳については、教科化問題、そしてそれに伴う評価が大きな問題です。英語については多忙な中、新しい職務が増えるにも関わらず、専科教員導入(県教委へ要望していますが)など、仕事が増加する分への手当てが不十分です。

知多半島では、知教労の運動成果もあり、ここ数年勤務条件は改善されつつあります。しかし、安心はできません。多忙化が一層進む中、さらに新しいことが次から次へと要求されており、先が全く不透明です。

 

今年も、勤務条件を改善し、より良い職場づくり、そして生徒児童へ良い教育を届けられるよう努力していきたいものです。ご支援よろしくお願いします。また、お困りの方はぜひご相談下さい。きっと新たな展望が開けます。

 

                                 2017、1、9

 

 

教員の冬休み

「学校は」冬休みに入りました。このように書いているのは、教員は冬休みがたくさんあって・・・の定番の誤解について毎度ながら書いておきます。

 

地域によるとは思いますが、知多半島の場合、「例年」12月29日から1月3日が「教員の冬休み」です。生徒児童は12月24日から1月6日となっています。なお、12月23日は祝日のため、実質的にはこの日も冬休みですが。今年は、1月7・8・9日が土日祝日となったため前倒しで1月5日までとなりました。

 

しかし、これは県内でも珍しく、名古屋市や三河地区では9日まで冬休みというところが多いようです。なぜ知多半島がそうなったのかはわかりません。

 

話は戻って教員の冬休みですが、今年も12月29日から1月3日の6日間となっています。しかし、年休(民間でいう有給休暇)を取ればこれに加えて休むことができます。

学期中は、毎日授業があり、簡単には休むことができませんから、この時期にまとめて休むことになります。よって教員は夏休みや冬休みに「やたら休んでずるい」と思われるようです。

法的には民間企業や役場職員と同じく、年休は20日ですが。

(まともな)民間企業なら金曜日休んで3連休とか、GWの隙間を埋めて1週間休むとか可能なのですが、教員にはそれが難しく、生徒児童が来ない時期にまとめて取っているのが現状です。

逆に、こういうことが可能ならば、長期休暇中のまとめ取りは減っていくと思います。

 

あとは、普段の超過勤務に対して1円も残業代が出ないことから、その分の振り替えを取っている場合も多くみられます。いずれにしても法律に基づかないで自由に休みを取ることは不可能です。以前「自宅研修」なるものが話題になりましたが、現実的には取得不可能。取れたとしても研修報告を書く時間がもったいないと思われます。そもそも大半の教員は、年休を半分も取得できていないのが現状です。

 

最近、月80時間以上の違法残業が多い企業は公表する(条件付き)という指針が政府から出ましたが、教員に当てはめれば、ほとんどの中学校、多くの小学校はこの基準に当てはまります。教員に限らないですが、役所についても大々的に公表すべきではないでしょうか。公務員も市町村別、職種別(行政・教員等)残業時間、退職率・休職率など出すと世の中も変わります。

知多半島では多くないですが、全国的に見れば、就職1年以内の死亡者や退職者、意外と多いように思います。

 

                                2016、12、27

 

知教労ニュース全員郵送

ここ数日で、知多半島の多くの教員の手元に知教労ニュースが届いたと思います。

今回は、ご好評いただいている知多半島の学校別、超過勤務状況の一覧表、多忙化に向けての課題、知多教育事務所の個人情報取り扱いについての取り扱い上の問題点など、直接かかわる問題について読むことができます。

さらに、知多事務所及び、各市町教委との交渉についての報告など、より良い職場つくりに欠かせない内容ばかりとなっています。来年度異動を考えている先生方には他市町の状況は欠かせない貴重な情報ではないでしょうか。一度ご覧下さい。

 

なお、より良い職場作りのため、アンケート(匿名可)にもご協力いただけると、大変助かります。また、交渉にも生かしていきたいと思います。(すぐに改善が必要なことは、連絡を取って相談させていただきたいと思いますので、連絡先の記入をお願いします。)

 

                               2016、11、27

最先端を行く、知教労

 

知教労では、大府市で行われていた小学校水泳大会について、昨年、飛び込みの危険性を指摘し、その結果、現在使用しているプールでは、安全性が確保できないとして水泳大会を中止させることにつながりました。

 

この水泳大会は、安全性の問題に加えて、お盆前に大会が行われるため夏季休暇がほとんど取れなくなることや、会場の環境が劣悪(サウナ状態で息苦しいほど)で、健康上問題であるなど様々な問題が噴出しており、以前から中止を求めていました。

特に、水深が浅いことは安全上の問題に直結し、危険性も高いことから中止につながったようです。

組体操同様、新しい動きになるかもしれません。(ただし、一般的に高校のプールはそれなりに水深があることが多いとは思います。逆に小学校は児童の身長を考え浅くなっていることが多いです。)

しかし、ここでも「部活は例外」なのが不思議なところです。

 

(引用)東京都教育委員会は24日、都立学校の水泳の授業でプールへの飛び込み指導を原則禁じる方針を決めた。都立高校で7月、飛び込んだ男子生徒が首を骨折する重傷を負ったことを受けての措置。2017年度から始める。  

都教委の定例会で同日、決めた。都立の高校や中等教育学校などが対象。体育の授業や校内大会では水中からのスタートとし、文化祭でシンクロナイズド・スイミングを披露するなどの場合も飛び込みや回転などは禁止する。

一方、水泳部の活動では、顧問の教員や外部指導員らが安全確保を指導する条件で飛び込みを認める。 都立墨田工業高校で7月、水泳授業中に飛び込んだ3年生の男子生徒がプールの底で頭を打ち、首を骨折する重傷を負った。都教委は、当時の指導に問題があったとして、対応を検討していた。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161124-00000049-asahi-soci

 

                               2016、11、25

出退校記録と教員の勤務

秋も深まってまいりました。

11月と言えば、県教委が出退校記録を集める月です。

なんで11月なのか?これは勘がいい人ならすぐわかります。1年間で一番残業が少ない月だからです。各種調査と実態が大幅にかけ離れた感じがするのはこれが理由だからです。

 

さて、そんな1年間で残業が一番少ないはずの11月ですが、それでも残業がほとんどないかというと、小学校で10.8%、中学校で38.7%がが80時間以上の超過残業(残業代なしのタダ働き)(愛知県)となっています。

つまり少ない月でこの数字ですから、そもそも教員数が足りていないか、仕事が多すぎるのかどちらかです。仕事の割振りなどで中にいる人間でどうにかできるような状況ではないということです。(どちらも教育委員会や文部科学省の仕事です。)一部の人だけが忙しいのではないのですから。

 

なお、11月が残業が少ない理由は簡単です。

特に中学校では部活が勤務時間内に終わることが大きいです。(週末は別ですが)小学校では部活がほとんどありません。大きな仕事は成績処理と採点でしょうか。

それでも中学校は、38.7%と異常な数字を示しています。つまり、部活以外にも長時間残業の要因があり、部活とともに変えていく必要があるということです。

 

広告会社に厳しい捜査が入りましたが、学校はそのレベルを超えています。公務員だから残業せよではなく、公務員だから法律を順守する必要があるのではないでしょうか。(広告会社は残業時間改ざんはあったものの、一定額の残業代は払っていたわけで、それよりもひどいのが学校です。)

11月だけ調査して、残業が少ないように見せるのはどうかと思いますが、せめて正確に記載し、自分の健康と、職場の安全と、そして将来の子ども達に役立てたいものです。

 

たかが出退校記録ですが、故意に改ざん(不正確な記載)することは法に触れますのでご注意を。また、それを命令すれば完全なパワハラかつ違法行為です。

 

岡崎市だけの問題ではないことは多くの教員は知っていますが、車の速度違反はすぐに処分されても、労働時間の超過はすぐ処分されない不思議です。どちらも危険行為ですが。今の学校は45キロ制限の道を80キロ以上で走っているのがあたり前になっているようなものです。本当に子どものためなのでしょうか。トラック運転手が「お客様のために速度違反」するのとなんら変わりません。(最近のトラックはリミッターがついていますが。)

                               2016、11、23

 

県内一斉ノー残業デーは11月16日(水)です。

愛知県では年1回、公的機関(県庁、市役所、学校等)だけでなく、大多数の民間企業にも呼びかけ、「ノー残業デー」を行っています。

その名の通り、「愛知県内では残業を控え早く帰る日」です。昨年は大村知事自ら、ある駅前で呼びかけたそうですが、知多半島の学校では行われなかったところもあるようです。


ノー残業デーには良いという意見と一日だけでは意味がないという意見と賛否両論あるのも事実です。しかし、本来は教員は「毎日ノー残業デー」(残業代が一切支給されないため)と法律で定められているはずです。せめて一日だけでもそれを実現させてはいかがでしょうか。

なぜか、ノー残業デーを実施しつつ「部活はノー残業デーの対象外」なんて学校や、教職員会の行事(バレーボールなど)を行った市もあったそうですが、これは趣旨がわかっていない例です。勉強不足です。


参考サイト(愛知県庁)
http://famifure.pref.aichi.jp/aichi-wlbaction/

 

今年は知多半島全校にてノー残業デーが実施されることを望みます。

 

                                 2016、11、1

愛知の教育を考える集い

10月29日(土)に、知教労も加盟している愛教労主催の「愛知の教育を考える集い」が行われました。

 

午前中は、「学校スタンダードを越えて」と題しての講演会、午後は教材教具の紹介や、校種別の分科会が行われました。

講演会では、知多半島では市町単位では行われていないものの、愛知県内でじわじわ広がる「○○市スタンダード」の話。かつて「愛知の管理教育」として批判を浴び、再びゾンビのように復活している「ゼロ・トレランス」方式(非寛容主義・厳罰主義)と似ているかもしれません。

 

「○○市スタンダード」は、手の挙げ方、筆箱や教科書の置き方から、発表の話型まで完全に規定し、それ以外は一切許さない方式のことです。ある一面では、生徒指導上の効果もあり、集団生活では一定の「きまり」は必要。しかし、スタンダードの先に見えるものは、大多数の従順な生徒を生むだけではなく、反発による暴力を生み出すか、無気力による自閉を生み出すのではないかという話でした。

 

人間は、なぜサルから進化したのか、実は強いからではない。「弱いから環境に適応するため進化した」「強いものは進化しない(強いサルはそのままサルとして進化せず残った)」というのも納得。サルでは使えなかった火も、ちょっと「はみ出して」手を出したから、進化したのではないかという話も妙に納得。生徒も多少はみ出したことをしないと人類の進歩につながらないわけです。

 

「疲れ果てていらだつ先生より、手抜きで明るい先生の方がいい」という話もありました。まさにその通り。本当に人気のある先生はどんな先生か、ふと思い浮かべると納得です。

 

午後は教材教具の紹介。愛教労の先生はなかなか研究熱心。明日から使える時計の概念を伝える教具、ちょっとした隙間の時間で子どもを惹きつけそうなコマ、パソコンを使った運動会の放送音楽管理方法など、まさに宝の集まりでした。忙しいと思考停止してしまいますが、この時間は大いに頭をほぐすことができました。

 

そして分科会へ。小1ひらがなの国語学的指導法から、最新のICT機器を活用した指導法、そして中学校の部活問題まで、各分科会で講師の方々が熱く語られ、さらに意見を述べたり、質問したりと有意義な時間でした。

 

「労働組合」の要素が強く感じられる知教労ですが、知教労主催も含め、研修も活発に行われています。労働分野の悩みに限らず、授業技術についても研修や相談会が行われており、現場でも役立つことが多いです。今回のような研修会は、無料。さらに、組合員以外にも公開されているものも多いので、ホームページやツイッターなどで確認されることをお勧めします。組合員になれば、希望に応じて、県外の交流会に行ったりもできます。

 

                                2016、10、30

 

 

 

何でも言っちゃおう会10月13日(木)開催

本日、何でも言っちゃおう会が行われました。テーマはブラック部活について。知多半島の教員に加えて、遠方から来られた方、民間企業で勤務されている方も来られました。参加者は8名ほど。ちょうど良い人数で盛り上がりました。

 

さて、その中で大きな問題としては

1 勤務時間の問題。

・教員自体が勤務時間や休憩時間を知らないこと。(愛知県教員採用試験の募集要項によると8:30~17:00で、休憩45分です。実際はここから5~15分前倒しされている場合が多いです。)

・保護者も勤務時間や給与体系を知らないため、平日勤務時間外に2時間ほど部活をしているということはその分かなりの額を、「部活手当」としてもらっている認識のようです。(実際は、平日の部活は何時間しても、残業代、部活手当その他名称問わず、0円です。)

・当然、生徒も教員の勤務時間など知りません。

しかしスーパーにせよ、生徒児童が利用する児童会館にせよ、役場にせよ、営業時間(開館時間)があることくらい、小学生でも知っているのですけど。

※これについては「学校だより」や「PTA総会要綱」などで校長が告知すれば済む話です。

 

2 部活動のシステム

半田市では20年ほど前に「成岩スポーツクラブ」が結成され、部活を、学校から地域に返す取り組みをしました。そのおかげで小学校では部活がない(愛知では珍しい、が県外では小学校の部活は奇特

小学校では、相変わらず部活なしが原則ですが、中学校は指導者確保がうまくいかず、教員が「登録料を払って部活指導をする」という摩訶不思議なシステムとなり、崩壊してしまいました。結局、学校から上手く切り離せなかったのが最大の要因です。

 

指導者の確保ができない問題、学校の部活顧問と、外部指導者の考え方の違い、学校教員でないとできない業務を定めた「中小体連の規定」などがあり、なかなか厳しい道です。

 

いずれも「学校と部活の距離が中途半端」であることが原因です。「完全に切り離して、民間や行政でする」とすればうまくいくのではとの話になりました。

 

実際に、名古屋市など規模の大きい市では、市役所の講座として小学生から社会人まで、スポーツや文化講座を募集しています。

これを、拡大して受け皿にはできないでしょうか。問題は指導者の確保ですが、部活のように各学校ではなく、市に1か所など集約すれば、それほど多くの人員(と人件費)は要らないはずです。しかし、ここにも「中小体連の規定」が立ちはだかります。学校ごとで、教員が引率する必要があるということです。

そもそも、部活は自主的自発的活動のはずですが、縛りが大きいです。自主的自発的ならば、保護者が引率する、専門性の高いスポーツ教室のコーチが引率するのもよいはずです。

 

3 現実的な話

まずは、「部活は学校に必要がない」と思っている教員が、「部活顧問を引き受けない」ことから始めるしかないという話にもなりました。部活動には法的な規定は「自主的自発的活動」であり「学校教育と関連する」くらいしかありません。

つまり本来は、教員も生徒も自由参加。これは文部科学省も愛知県教育委員会も認めています。

 

なので、部活顧問を引き受けなくても、なんら問題がない。問題にする方が違法ということになります。ちなみにですが、学校から切り離してスポーツクラブに完全移行すれば、やりたい人は今よりも制限なく徹底的にやれるはずです。指導者も生徒も。そして素人顧問ではなく、レベルの高い指導を受けられるはずです。

 

いかがでしょうか。本日の話からまとめてみました。

 

それ以外に、学校業務のICT化が昭和レベルだという話も出ました。それについては後日、触れてみたいと思います。

 

最後に「ブラック部活は、ブラック企業に通ずる」という話も出ました。つまり教員が時間外に部活動に励めば励むほど、「大事な教え子がブラック企業に近づく」ということです。これでいいでしょうか?

 

ご参加の皆様、ありがとうございました。

 

                                 2016、10、13

 

10月13日(木)第14回 何でも言っちゃおう会       「ブラック部活を考える」半田アイプラザ19:00~

今回は、「ブラック部活を考える 第二弾」として、今話題の、ブラック部活を中心に相談会を行います。最近、マスコミでも、やっと部活問題が取り上げられるようになりました。改善にはまだ時間がかかりそうですが、水面下では様々な動きがあるのも事実です。知教労はこの問題では最先端です。

 

今回は、部活を中心に、勤務時間や校務分掌など「絶対変だと思うこと」「とても怒れること」を出しあい、話し合ったり相談したりしたいと思います。

部活に限らず、学校の勤務全般に関して言いたいことがあれば、なんでもOK!

疑問、怒りはもちろん、パワハラ問題から授業の悩みまで教員の勤務に関することなら「何でも」相談にのります。部活も含め、小学校、中学校両方の話に対応します。

 

「何でも言っちゃおう会」です。まずは、自分の思いをしっかり吐き出し、次に聞き上手な知教労組合員が一緒に解決方法を考えます。

一緒に考えて、それを実行に移して解決した例もありますし、必要があれば管理職や教育委員会との交渉に生かすこともできます。(パワハラなど深刻なものはすぐにでも)

ここ数年、夏休みの多忙化の大きな要因だった水泳大会の廃止(大府市)、部活動の活動時間の短縮、管理職のパワハラ発言への対応など様々な成果が、何でも言っちゃおう会や組合活動から生まれています。

 

まずは、気軽な気持ちで参加しませんか。参加は無料ですし、話すだけでも気分がすっきりします。若手教員もベテラン教員もいます。もちろん、どこかの学校の教員ですからご安心を。また、来るだけで多くの情報を得ることもできます。(ここにはその一部が紹介されています。)

 

10月13日(木)19:00~20:00、半田アイプラザ2階、第6会議室です。(予約不要、直接会議室へ。)

お気軽にお越しください。服装自由(普段着でOK)、持ち物はありません、無料です。

相談者からの話があれば、それを中心に進めます。また、20:00までであれば開始時刻に遅れても問題ありませんので入室してください。毎回5~10人程度のアットホームな会です。

 

事前に相談したいという方、あらかじめ参加を伝えたいという方は

知多地方教職員労働組合 佐田 090-1860-2088 chikyoro@gmail.com へ。

または組合事務所 0569-24-5216 chikyoro@gmail.com(メールは同じ)

 

                                 2016、9、28

熱中症と暑さ指数

これで完璧、三重県の某中学校ではなぜ、熱中症が発生したのか。熱中症の発生可能性は「気温」ではなく「暑さ指数」である程度、説明できるようです。 以下の環境省ホームページを見ながら、勉強しましょう。読めば中学生でもわかります。もし、中学生が読んでいたら、先生に説明してあげましょう。

http://www.wbgt.env.go.jp/

 

上記ホームページをさらに解説します。

 

まず、暑さ指数とは

暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。

 

これでは分かりません。

暑さ指数は、気温1:湿度7:輻射熱2の割合で反映させます。

つまり、湿度の影響が非常に高いということです。

 

正確な計算方法は、http://www.wbgt.env.go.jp/doc_observation.php参照

 

しかし、分かったところで、求めるのは少々面倒です。

理由は湿度が日常生活で使うものと異なるからです。

http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php

このページで、3時間ごとの「暑さ指数」がチェックできます。(本日、翌日、翌々日の予想)

しかも、知多半島なら大府と南知多の2か所。

もちろん「過去のデータ」もありますから、来年の夏の目安だって検討可能です。

 

例えば9月13日、大府の場合(暑さ指数)

6時 23℃ 注意

9時 27℃ 警戒

12時29℃ 厳重警戒

15時28℃ 厳重警戒

18時25℃ 警戒

暑さ指数最高値は、14日、15日も29℃です。(気温ではありません。)

熱中症の記事の時が28(三重県津市)。それより危険性が高い状況です。

 

さて、上のような状態の場合はどのような対応が必要でしょうか。

(正確さを期すため、参考資料をコピーしました。原本は上のサイトでご確認ください。)

 

9月に入り、だいぶ過ごしやすくなりましたが、「日中は激しいスポーツは避けるべき」状況です。「警戒」でさえ、激しい運動では30分ごとに水分を取らなければいけないようなので。

8月分を調べると、1日1~4時間、「運動は原則中止」に該当する日が多いようです。もっとも8月上旬は日中の大半の時間が「厳重警戒」だったようですが。気温と同じく「ある程度予想可能」なので、前日にチェックして、翌日の運動計画を立てるというのも科学的に必要になってくるのではないでしょうか。

 

三重県の中学校の場合、9時から午後までずっと暑さ指数28(厳重警戒)が続いたようです。

このくらいになると「熱中症の危険性が高い」そうです。つまり9月と言えど油断ならないということです。ただ、真夏は体の慣れもあるとは思いますので、この時期に起きやすい可能性もあります。(朝晩は涼しいので)

 

(以下・参考資料・環境省ホームページより)

 

参考気温/暑さ指数

35℃以上 31℃以上 運動は原則中止

WBGT31℃以上では、特別の場合以外は運動を中止する。
特に子どもの場合は中止すべき。

 

31~35℃ 28~31℃ 厳重警戒
(激しい運動は中止)

WBGT28℃以上では、熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。
運動する場合には、頻繁に休息をとり水分・塩分の補給を行う。
体力の低い人、暑さになれていない人は運動中止。

 

28~31℃ 25~28℃ 警戒
(積極的に休息)

WBGT25℃以上では、熱中症の危険が増すので、積極的に休息をとり適宜、水分・塩分を補給する。
激しい運動では、30分おきくらいに休息をとる。

 

24~28℃ 21~25℃ 注意
(積極的に水分補給)

WBGT21℃以上では、熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。

 

                               2016、9、13

 

30度以下でも熱中症?

少し前、中日新聞にも記載された記事です。(9月8日付)

 

以下のインターネット記事より

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160908-00050015-yomidr-soci

 

(引用)

伊勢市消防本部などによると、症状を訴えた男女17人のうち1~3年生14人(12~14歳)が同市内の病院に運ばれて熱中症と診断され、1年生の男女2人はけいれんを起こすなどして入院した。

 町教育委員会によると、この日午前8時45分頃から全校生徒約500人が参加し、開会式やラジオ体操の練習をしていた。約30分後から生徒数人が倒れ、ほかの生徒も「気分が悪い」と訴えるなどした。練習は中止となり、10日に予定していた体育祭は延期する。

 津地方気象台によると、この日は台風の影響で暖かく湿った空気が流れ込み、同町付近の午前10時の気温は28度と平年より1度程度高かった。町教委は「急激な気温の上昇や高い湿度が、多くの生徒の熱中症につながった一因ではないか」としている。

(以上)

 

※中日新聞には、日本気象台の担当者が「湿度が高く、屋外の運動は控える気象状況だった」と指摘していることが掲載されています。28度といえば政府推奨の冷房設定温度、不思議ですが、次の記事で種明かしをします。

 

いつまで学校は熱中症を生み出すのでしょう。学校はスポーツに関しては素人を含む教員と全員素人の生徒がスポーツを行っています。基準だけで熱中症は防げるとは思いませんが、死亡も含む深刻な事態も起きており、科学的な基準を設ける必要があるのではないでしょうか。

 

交通機関で、死亡事故が起きれば、すぐに規制が強化される(バスの運転距離、飛行機のパイロットの操縦時間など)ことからすれば、死亡事故が起きても基準すらない学校スポーツは異常です。そもそも学校で動いているのは大半(つまり体育教員や養護教諭以外の教員、生徒)はスポーツのプロではないのだから。(交通機関はプロが動かしているわけですが)

 

つまり、気象台職員の指摘が正しいとすれば、気温と湿度によって、活動時間に制約、場合によっては運動禁止とすべきではないでしょうか。

 

某市の教育委員会は「学校によって状況が異なるから無理」と逃げたそうですが、台風の休校のように市町村別判断でも、ないよりはよっぽどいいです。おおむね市町村別には気温などは公式に測定されていますから、それをもとに、教育委員会から「運動の可否」を通知すればいいだけです。(知多半島の場合は市内で大きく状況が変わるということはないはずです。)上の例は湿度が高いため極端な例ですが、熱中症危険度に関してはYAHOO!トップページにも記載されるほど、容易に情報を得られます。

 

暑さ指数については、長くなるので、次の記事に掲載します。運動会が近い学校関係者、部活顧問必見です。

 

                                 2016、9、12

 

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